台湾で海外ネット通販~輸入実名確認アプリ”EZ WAY易利委”の使い方

こんにちは、たまごです。

この前台湾から、”SHEIN”のネットショップで洋服や雑貨を注文したのですが、貨物が海外(中国)から送られて来たとき、通関でする本人確認登録の準備をしたほうがいいという案内がありました。

台湾では最近、個人向けの貨物も、受取人の実名の確認をして通関するようになったんだそうです。

背景としては、頼んでもいない商品が勝手に送りつけられ、受取人が、よくわからないうちに代金を払ってしまうという詐欺が過去にたくさん発生していたようで、それを防止するためのようです。

確かに前、通販好きの台湾人の友人が、「注文したっけ?」と疑問に思いつつも代引きでお金を払ってしまって、中身を開けたら変なデザインの子供服が入っていたことがありました。送り主は中国の業者だったそうですが、知らない会社名だったそうです。（変な服は仕方なく自分の子どもに着せていました…気に入らなくても使えるものは使う、さすが合理的な台湾人（笑））

今回初めて、台湾の実名確認アプリEZ WAYを使って、とてもスムーズに輸入ができたのでまとめてみました。

「EZ WAY易利委」アプリ使用の流れ

元々は書面で本人（実名）確認しなければならないのですが、国民と、台湾の居留証を持っている人はアプリでできるということなので、まずは登録してみました。

流れとしては、

①予め台湾の身分証or居留証 +台湾のスマホの電話番号で登録

②輸入品が台湾に届く度に、クーリエ会社が通関申請をしたあと、アプリで輸入品の通関申請の情報が正しいか確認

ということだそう。通関申請の内容で輸入品が何がを確認できるので、もし自分が発注したものなら「正しい」、身に覚えのないものなら「間違っている」と答えれば良いのだと思います。

▼台湾財政部のQ&A: 流れの説明

"EZWay實名認證步驟說明📢實名認證限中華民國國民(需持有中華民國身分證)、持居留證(IC卡)外籍人士之進口【收貨人】辦理EZWay實名認證需完成下列兩步驟：
✅1.認證(完成一次即可)：下載EZWay APP後註冊會員帳號，並完成認證手續，認證狀態顯示【已認證】。✅2.確認(每次進口都要)：貨物送達臺灣且快遞報關業者向海關申報後，EZWay會以推播方式通知，請於收到推播後，登入EZWay至【海關實名委任】，確認申報資料是否正確。"

■App「EZ WAY易利委」のダウンロードはこちら（台灣 財政部關務署）から

實名認證APP「EZ WAY易利委」下載連結-財政部關務署 https://web.customs.gov.tw/singlehtml/3150?cntId=cus1_3150_3150_1472

登録のときの注意点

▼台湾国籍がない限り非中華民國を選択。

▼證件は居留證を選択。（外国人は居留証以外（パスポートなど）ではアプリでの簡易手続きはできない）。

▲国籍は、中国・香港・厦門か、それ以外かを選ぶ欄があるので、日本国籍の場合は「否」を選択。

■帳號（ID）は、指定の文字数以内で自分で好きなものを設定。

■永久居留証の人は、有効期限が2099年12月31日までになる。

ほかは氏名や電話番号などを該当の欄に記入します。

その後、電話番号にショートメッセージを送って認証します。（電話番号と居留証番号はリンクされます。一つの電話番号に登録できる居留証or身分証番号は一つだけ。）

登録のときにうまく行かなかったところ

登録のとき、居留証を撮影して送る部分があるのですが、何度試しても「非指定之證件種類」というエラーが出てしまいました。

▼写真を送るためのフォーム

まさか居留証そのものに問題があるとか!?と焦りましたが、Q&Aを見ると、問題点は「写真が不鮮明なだけ」のようでした。

そこで、蛍光灯の照明がある明るい部屋に移動して、できるだけ文字が全部きれいに写るように撮ったら、成功しました(^_^;)もし同じエラーが出るという方がいたら参考にしてみてください。

アプリでお知らせが届いた

貨物がもうすぐ台湾に届く頃、アプリを通じて連絡が来ます。実名確認を委託するか答えるところがあるので、委託すると回答します。

その後、実際に貨物が台湾に到着したあと、通関業者が通関の手続きを始めた頃にまたアプリを通じて連絡が来ます。報單の番号を確認します。金額は自分が支払った/支払う金額とピッタリなことを確認します。

その後、ネット通販サイトから知らされている、クーリエのトラッキングナンバーを確認します。私はその後、通販サイトのカスタマーセンターに連絡して、クーリエのトラッキングナンバーと、通関申請番号（報單號碼）が、どちらも同じ小包のものなのかを問い合わせました。そこで、アプリを通じて連絡が来たのは、間違いなく自分が注文した商品だと確認できました。カスタマーセンターのオペレーターはすぐに答えてくれて、慣れている感じでした。

その後、クーリエ会社のトラッキングナンバーで、実際に税関を通ったときの記録を見てみたところ、なんとたった2分で通っていました…。早いですね。

ご注意〜関税について

ネットショップの説明では、通常関税はかからないとありましたが、購入金額が2000台湾元を超えると関税がかかるようなので、心の準備が必要です。洋服の場合、通常10%から15%くらいだそうなので、前もって予算として計算しておくといいと思います。

ちなみにこの2000元というのは、タバコなど指定品目には適用されないそうです。海外の通販で購入するときは、ご自身で関税の負担について十分ご確認ください。

商品が届いた

通関が通った後、商品がいくつか物流のポイントを経由して、二・三日後に届きました。

今回のクーリエ会社は圓通という会社で、「圓通　追蹤」でトラッキングできるページを搜して追跡していたのですが、その中で「末端收入」という結果が出たことがありました。

この意味が、台湾人でもわからない人が多いみたいで、ネット掲示板で質問している人も見かけました。

末端で受け取ったということは、もう着いたということ?特に私はコンビニ受け取りにしていて、いつまでも受け取らずにいると中国にシップバックされてしまうのでは?問い合わせたほうがいいかな?と、ちょっと心配になったのですが、この「末端收入」は、商品を一番最後の目的地に届ける運送会社に届けた、という意味のようです。

SHEINで買い物した場合、実際に商品が届いたときは、スマホにショートメッセージでお知らせが来るほか、SHEINのアプリでも届いたと確認できます。ですので、それまではのんびり待っていてOKです。

▼商品到着のショートメッセージ

おわりに

以上、輸入品の実名認証アプリの登録方法でした。少しでもご参考になればうれしいです。それでは!