西洋かぶれした日本人が台湾で持ち寄りパーティを開いた結果、食べ物ではなく贈り物をくれた人のほうが多かった件

台湾カルチャーショック
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こんにちは、たまごです。

先日台湾でとある会場を借りて自分の誕生会を主催したのですが、持ち寄りパーティのような形で「みんなで分けられる食べ物を一品持ってきてね」と伝えていたのに、贈答品ばかり受け取ることになってしまい、実際に食べ物を持ち寄ってくれた人は少なかった、というお話です。

ちなみに、実家の家族には、成人してから自分の誕生パーティをやるなんて、西田ひかるみたいだね、と言われてしまいました(笑)(この話、もう今の20代の人にはわかんないんだろうなー(^_^;))

食べ物がほしかったんだけど…

台湾は贈答文化があるので、お呼ばれ=手土産、という気持ちが働いたのかもしれません。具体的には、紅茶やマグカップ、ぬいぐるみ、ハンドクリームなどをいただいてしまいました。いかにもプレゼントという感じの品物ですよね。

私が当初考えていたパーティのやり方としては、メインの食べ物をいくつか私が準備して、友達には一人前分くらいの食べ物を持ち寄って、気軽に来てもらえればいいな、と思っていたし、実際そう伝えていたんです。

ですので、贈り物をいただいたときは「気を遣わせてしまって悪かったかなぁ」と思ってしまいましたが、そういう文化が根付いてるから、という理由もあるのかもしれませんね…。

人の家に呼ばれたら手土産を持って行くのが通例

私も、台湾で友達の家に呼ばれたら大概は菓子折り的なものを持参します。大体300から500元くらいのクッキーなどの、贈答用のものが多いです。ワインを持っていったこともあります。

ちなみに、自分が食べたいものを持って行っても、日本のようにその場で開けて一緒に食べさせてもらえることはあまりないので注意が必要です。とある友人談によると、お客さんからもらったものをその場ですぐに開けない理由は、万が一趣味に合わなかったり、口に合わなかったとき、そのリアクションを贈り主に見られてしまうと、気まずいからなんだそうです。

台湾人の行動っておもしろい

さてパーティの話に戻ります。みんな贈答品に関しては、礼儀正しく準備してくれたのですが、時間通りに来た人は一人もいませんでした(笑)前半30分で大体のメンバーが揃ったかな?という感じでした。日本の昔の田舎みたいな感じかな?

他にもおもしろいと思ったのは、だいたい以下のようなことです…

♥会場は3階だったのですが、当日「3階に上がってきてね」と一人ひとりにLINEで送っても、ためらってしまって、なかなか上がって来ない(笑)

一番に着いた人は、早すぎたと思ったのか恥ずかしいと思ったのか、何度座れと言ってもなかなか座らない

時間通りに着くね!といった人たちほど大遅刻(1〜2時間)

…ここだけの話、パーティの日程連絡のとき「我會準時到」と言われた時点で、すでに嫌〜な予感がしていました😂

♥ちょっとわかりにくい場所だったので、ビデオ道案内と駐車場を複数紹介したリンクを送ったのに、誰も見てなかった…。当日になって大遅刻して「車停めづらかった」を連呼(笑)

ドレスコード(同じ色のお洋服か小物)を指定したけど、守ってくれたのは半分(よく考えたら女性全員が守ってくれて、男性は誰一人守らず、でした)

♥パーティのテーマ・ドレスコードに合わせた格好をしていたら、逆に「なにかパフォーマンスでもしそうな格好だね」「なにか歌って」と言われる

♥知り合いになってもらおうと思って呼んだた二人が、なかなか目を合わせず話もしない(シャイなのかな!?)

おわりに

以上、台湾で「持ち寄りパーティ」をした結果どうなったか、というエピソードでした。持ちよりパーティにならなかった件ですが、台湾ではそもそも持ち寄りパーティという文化が根づいていないので、「みんなで分けられる食べ物を持ってきてね」と言われても、私が何をしたかったのか、よく伝わらなかったのかもしれません(^_^;)

結果的に、私が準備した料理(手料理じゃなくて出前(笑))だけで、けっこうお腹いっぱいになってくれたようなので、よかったのですが…。

台湾の文化がどうのこうのと言いましたが、その一方で、私自身も西洋かぶれしているところがあるのかもしれません。留学先のオーストラリアでは、持ち寄りパーティをしたり、ホームパーティで一緒におかずを作ったり、自分の誕生日に自分でケーキをごちそうするのが当たり前だったので…。

今回、そんな西洋かぶれした日本人(私)が台湾でパーティを開いて感じたことをまとめると…

■お呼ばれしたら手土産を持っていくのが礼儀、という文化がある

■台湾では持ち寄りパーティへのなじみがない(やったことがない)

■「ドレスコード」へのなじみがない

コスプレ=なにか出し物をする、というイメージがある

■台湾人はとてもシャイで恥ずかしがり屋さんな人が多い

■けっこうダイナミックに遅刻する人も多い(30分以上)

…ということでした!

いろいろハプニングはありましたが、コロナで長らく集まりにくかったということもあって、久しぶりに友達に会えてうれしかったです。みんなも楽しんでくれたようで、初対面だった人どうしが新しくお友達になったりと、パーティを開いて本当によかったなと思います!

パーティ会場の準備、どこでどうやったか、どこでやったか、飾り付けはどうしたか、物は何を準備したかなどは、機会を見て また別の記事でお話したいと思います。それではまた!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

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