台湾のバレンタインデーは一年に14回も?プレゼントは誰から誰に?

台湾生活
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こんにちは、たまごです。

最近台湾の取引先が「バレンタインデーフェア」の広告を出しているのを見かけました。あれっ?今って8月だよね…と思いカレンダーに目をやると、旧暦では7月なんですね。旧暦の七夕も、台湾ではバレンタインデー(情人節)なのでした。

今日は、年々増えているのでは?と思われる、台湾のバレンタインデーについてまとめてみたいと思います。

バレンタインデー年間スケジュール

どうやら台湾のバレンタインデーは、大ざっぱに言うと、毎月14日+旧暦の七夕+インターネットバレンタイン(5月20日)、となっているようです。メインは2月14日と旧暦の七夕のようです。

台湾人の方々は、当事者でなくても、LINEなどで「ハッピー〇〇デイ!」と送ってくることがよくあります。中国語だと「○○節 快樂!」ですね。もしそういうメッセージを受け取ったときは、無難にオウム返しで「○○節快樂!」と返すか、「讚!」(いいね!)のスタンプを返しています。ご参考まで…。

1月14日(日記情人節)

1月14日は日記バレンタインデー。恋人に、甘い言葉でいっぱいの日記帳をプレゼントするらしいです。

2月14日(西洋情人節)

こちらは日本でもおなじみのバレンタインデー。台湾では「西洋情人節」(西洋版バレンタインデー)呼ばれます。

日本だと、女性から男性にチョコレートやプレゼントをするイメージがありますが、台湾でが男性から女性にプレゼントを送られることが多いです。

3月14日(白色情人節)

日本のホワイトデーを輸入したようで、白色情人節と呼ばれています。男女関係なく、記念日のような感じで過ごすようです。

4月14日(黑色情人節)

こちらは韓国のブラックデーを輸入したもので、シングル…恋人がいない人の記念日で、よく聞くのは、黒い服を着て、ジャージャー麺を食べるというもの。ここからは本当かどうか分からないのですが、ジャージャー麺以外にも、ブラックコーヒーや、ブラックチョコレートなど…黒とつくものを飲んだり食べたりするらしいです。シングル同士で集まった結果、そこで恋人が見つかるかもしれませんね?

5月14日(黃色與玫瑰情人節)

イエローデイやローズデイと呼ばれ、4月のブラックデイと同じように、韓国から輸入されたイベントです。

この5月14日の過ごし方は、イエローデイとするのか、ローズデイとするのかで、過ごし方が全く違います。イエローデイの場合は、4月14日と同じように、シングルの人が黄色い服を着てカレーを食べる日になるそう。

ローズデイの方は、新緑の季節なので、カップルでバラを見る…転じて、アウトドアを楽しむ日、なのだとか。

ただ韓国と台湾って気候がずいぶん違うと思うんですよね。台湾の5月はもう30℃以上になる日もありますし、行く場所と天気、熱中症には十分注意したいですね(^_^;)

5月20日 or 5月21日(網路情人節)

これは中華圏のネット用語「520」「521」…発音が中国語の愛してる「我愛你」に似てる…が元になっています。この日に愛の告白をする人がいるのはもちろん、この日に結婚届を出すカップルもいるそうです。

6月14日(親吻情人節)

「キス デイ」と呼ばれ、カップルが人前で堂々とキスしてよい日なんだそうです。

ただ台湾のカップルって日常的に外でもキスしてるように見えるので、この記念日にそんなにイベント性とか意義があるかというと、微妙な気がします(笑)。

旧暦の7月7日(七夕情人節)

七夕バレンタインデーは旧暦の7月7日をカップルで祝います。性質としては2月14日と同じような感じだと思います。

旧暦なので、実際には8月になることが多いです。2023年は、8月22日になります。

7月14日(銀色情人節)

シルバーデイと呼ばれ、恋人を自分の両親や、先輩に紹介する日なのだそう。

8月14日(綠色情人節)

中欧のチェコとスロバキアから輸入した記念日で、自然環境を愛するコンセプトで、カップルで自然に親しむ日なのだそうです。なんかちょっとローズデイと被ってるかも?

9月14日(音樂情人節/相片情人節)

一つはミュージックデイ…9月14日は音楽の祭典が多く開催される日だそうで、カップルが一緒に音楽を楽しむ日なのだそうです。

もう一つはフォトデイ…ツーショットの写真を撮る日とのこと。

もうここまで来ると、元々あったミュージックデイとフォトデイに「恋人」要素を付け加えた感じですね。

他にも友達や同僚に自分の恋人を紹介する日、という設定もあるよう。

10月14日(葡萄酒情人節)

ワインデイはカップルが一緒にワインを飲んで秋を楽しむ日だそう。

ただ10月の台湾はまだまだ暑いので、これもどこかの国から輸入した記念日っぽいですね。ワインを売りたいというビジネスの匂いもします。

11月14日(橙色情人節與電影情人節)

オレンジデイとムービーデイです。こちらも韓国からの輸入のようです。

ムービーデイは、カップルで映画を観に行くという意味だそうです。

ただオレンジデイに関しては、シングルの人同士がオレンジジュースを飲むという話と、カップルが一緒にオレンジジュースを飲むという話、両方あるようです。何がなんだか、とにかくオレンジジュースを飲む日のようです(笑)

ちなみに日本にもオレンジデイがあるようですが、これは全く別物で、日にちも4月14日となっています。こちらは愛媛県の柑橘類生産農家が1994年に始めたそうで、オレンジやオレンジ色のプレゼントを恋人に贈る日だそうです。

12月14日(擁抱情人節)

韓国から輸入したハグ デイです。寒い冬にカップルがハグしてお互いを温め合うというコンセプトだそうです。

14個のバレンタインデーの中でも一番インパクトがなく、ビジネス性もなく、存在意義がわかりにくい記念日かもしれません。

誰が誰にプレゼントを渡すのか?

▲花束につけられていたクマ

台湾のバレンタインデーはいずれも商業的な意味合いが強く、各バレンタインの日が近づくと様々な広告を目にします。メインは2月14日・旧暦の七夕のようです。

台湾では男女どちらがプレゼントを贈ってもOKですが、一般的には2月14日に男性から女性にプレゼントを贈ることが多いように感じます。

ちなみに、私の夫は台湾人なのですが、これまで夫からもらったバレンタインデーのプレゼントはお花・チョコレートです。

夫は女性に不慣れで、女性向けのプレゼントを自分で選べないタイプです。ただ私が一度ゴディバのチョコレートをもらったとき満足そうにしていたのを覚えているので、バレンタインデーにゴディバは鉄板だと思っているようです。

お花をもらったときは、花束にチュッパチャップス的な形のチョコが何本も刺さっていて、さらに小さいクマのぬいぐるみがついているという、コテコテの台湾スタイルでした。(伝わるかな?)お花屋さんでそういう花束を作ってくれるんだそうです。

夫からのプレゼントに対するお返しは、したりしなかったりです。気が向いたら普通の食事を一食奢ったりしています。

私たちがバレンタインデーとしてなにかやるのは2月14日だけで、あとは特にありません。私から夫に「今日って実はナントカバレンタインデーらしいよ」と夫にいうと、夫はプレゼントをねだられる!とビビってしまい、「うちは毎日がバレンタインだから…モゴモゴ」とごまかします。

他の日台カップル/ご夫婦の方はどう過ごしているのでしょうか?よかったらコメントいただけるとうれしいです。それでは!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

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