台灣流行音樂中心 表演廳でバレエ鑑賞|見え方

臺北流行音樂中心 舞台鑑賞
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こんにちは、たまごです。

先日初めて台灣流行音樂中心 表演廳に行ってきたので、見え方についてシェアしたいと思います。例によってあまり予算がなく、後ろの方の席からの鑑賞となっています。

結果から言いますと、またぜひ来たいホールでした!規模が小さい(収容人数5000人)ことや、客席の若干歌劇場のようにカーブがかかったデザインになっていることで、上の階からでもステージがよく見えるつくりになっています。

見え方

写真は開演前の3樓E區の様子で、ちょっと斜め左後ろの席からの見え方になります。

実際には真ん中の席を取っていたのですが、なんと途中まで間違って座っていたんです。失敗…。休憩のとき座り間違えに気付いて、大急ぎで真ん中に移動したのですが、真ん中に移動した途端、舞台が近く感じました。ダンスなどの目で「観る」芸術鑑賞の場合は、真ん中よりの席が断然オススメです。

真ん中はエリアとしてはD區、横の並びは11號/12號(真ん中)付近が正解です。

オペラグラスは必須ですが、このくらいの距離ならダンサーさんたちの細かい表情までバッチリ見えました!

▼台北流行音楽中心の公式HPで、バーチャル座席がチェックできます。

https://artogo.tw/zh-TW/exhibition/TMCConcertHall/space/DG4hqq9A8v1

建物のデザイン

台北流行音楽中心は、アメリカのデザイン会社RUR Architectureによってデザインされ、2020年に開幕したそうです。

今回行ったのは台北流行音楽中心の音楽ホール「表演廳」でしたが、台北流行音楽中心にはあと2つ建物があって、「文化館」という展示空間と、「產業區」という産業育成用の建物があって、こちらには200から1,600人を収容できるライブハウスや、音楽室などがあるそうです。

今回行った台北流行音楽中心の外観は、形もおもしろく、見ている間にも色がどんどん変わって、写真を撮っている人もたくさんいました。

ホール外側の通路は白い内装で、ふしぎな世界に迷い込んだような気分になります。(実際迷って、席を座り間違えた…)

今回観たプログラム

今回…と言っても、もう何ヶ月も経ってしまっているのですが、ウクライナのバレエダンサーが集まって結成された、United Ukrainian Ballet Companyというカンパニーが演じた、オムニバス形式のプログラムで、Wartime Elegy という演目が目玉になっていました。元々は白鳥の湖を予定していたところを、ウクライナ風の新しいプログラムに変更したようです。

他にもドン・キホーテやジゼル、コンテンポラリーなどもありましたが、Wartime Elegy が一番見ごたえがありました。音楽がウクライナ民族音楽ということもあるでしょうし、この時集まったのは、戦争がきっかけで以前のように活動できなくなってしまったダンサーたちなので、いろいろな思いが滲み出てたのかもしれません。

▼Wartime Elegyのダンスはこちら

各演目の抜粋ということで、部分的にちょっとずつしか観られないのかな?と思っていたのですが、想像したよりも毎ステージごとにたっぷりと観せてくれたので得した気持ちになりました。

ただちょっとだけ気になったのが、お客さんが大人しすぎたこと…。通常なら拍手が起こるタイミングなのに、少数の人しか拍手していなかったり。みんな楽しくなかったのかな?と思っていたところ、帰り道に他のお客さん(年配の女性)が話しているのが聞こえました。その内容は…「自分は音楽に詳しくなくて、カルメンしかわからなかった…。パフォーマンスはシンプルにすごいと思ったけど、どこで拍手したらいいのかとか、全然わからなかった(笑)」ということでした。「わからなかった」とは言っていたのですが、舞台鑑賞後の余韻というか、終始キャッキャしながら感想を言い合っていて楽しそうな感じでした。

今回台湾ではバレエファンではない「親(しん)ウクライナ」のお客さんも多かったようで、普段バレエを観たりバレエ音楽を聴くチャンスがない方々も多かったようです。客席はほぼ満席でした。

最初は、「お客さん盛り上がってないのかな?」と勘違いしてしまったのですが、帰り道にお客さんが楽しそうに話しているのを見て、普段観る機会がない人たちが観に来るというのは、お客さんにとってもダンサーさんたちにとっても素晴らしいことだな、と感じました。台湾でのバレエ公演は日本に比べるととても少ないのですが、これをきっかけに、色々な広がりがあるといいなと思います。

台湾の音楽ホール オススメ順

まだまだ少ないですが、これまで台湾で行ったことのある音楽ホール・会場では、オススメというよりも好きな順としては、下記のようになります。

  1. 武衛營(高雄)(とても良い。見え方GOODで座席もフカフカ)
  2. 國家音樂廳 ・台灣流行音樂中心(良い)
  3. 松菸誠品表演廳(悪くない)
  4. 台北小巨蛋(できれば避けたい、見え方よくない、座席はお尻痛い)

覚えている限りだと以上のような順番になります。(あくまで個人の感想です。)

ミュージカル・バレエ鑑賞、クラシック音楽鑑賞は、音響・見え方共に歌劇場が一番楽しめるんじゃないかと思います。

台北小巨蛋はアリーナなので、歌劇用のホールなどと比べてしまうと、どうしても見づらくなります。アリーナなので、音響も特別良くありません。もし同じプログラムが國家音樂廳/戲劇院で開催されるなら、そちらを狙います。

台中の歌劇場ではまだパフォーマンス鑑賞をしたことがないのですが、そちらもとてもよさそうなので、機会があったらぜひステージ鑑賞してみたいと思います。

台北流行音楽中心 表演廳 アクセス

所在地:115台北市南港區市民大道八段99號

地図:

MRTブルーラインの昆陽站から徒歩8分、MRT南港站からは11分。今回は昆陽站から行きました。

8分ってちょっと長いかな?と思いますが、駅から程なくして、すぐに流行音楽中心へ向かう道が見えてきます。途中に見えるお店(Pioneer DJショップ)なども雰囲気がよく、あっという間に着いてしまいます。

以上、少しでも参考になればうれしいです!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

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