こんにちは、たまごです。
誰得なのかわからないのですが、台湾在住の私が、台湾発着で初めてのイギリス旅行に行ってきた時のお話をシェアしていきたいと思います!
とても感動的でよい旅だったのですが、旅の思い出やビックリエピソードを語ろうにも、家族の誰一人としてイギリスに興味がなく、どんなにがんばって話しても全員反応が非常に薄いのです。どなたか私と似たような境遇の方…台湾発着で行くイギリス旅行のルートなどにご興味のある方などの目に止まればうれしい限りです!!
どれくらい前に航空券を購入?
思いがけず、1週間ちょっとお休みができたので、思い切って小さい頃から行ってみたかったイギリスに行ってみることに。
航空券を購入したのは出発の約一ヶ月前でした。比較的安いチケットだと、ターキッシュエアラインズやエミレーツで、途中ハブ空港で乗り換えあり、20時間から20数時間で、37000台湾ドルくらいのものもありました。割と納得のいく価格だと思います。
ただ今回は、体力に自信がなかったのと、旅行の後、台湾で大事な用事が控えていて、絶対に乗り継ぎ失敗(+それに伴う大幅な遅延)は避けたかったので、チャイナエアラインの桃園-ヒースロー直行便にしました。
チケットの価格は往復48000台湾ドル程でした。
決して安くはないのですが、一生のうちに何回も行けるチャンスがあるわけではないことや、旧正月時期の場合70000台湾ドル程だったので、それに比べれば安かったということで、直行便にしました。
うっかりしていたのですが、チャイナエアラインはマイレージ会員向けに誕生日の前の月に特定の路線5%オフというようなキャンペーンをやっているので、マイレージ会員の方は活用していただくといいと思います。
金額的には航空券に一番お金がかかっていますが、コストパフォーマンスを考えると、航空券よりも、物価高のイギリスのホテルの方が選ぶのが大変でした。ホテルの件はまた別の場所でお話したいと思います。
大まかなスケジュール
チャイナエアラインで桃園を朝の8:00頃出発し、当日の夕方17:00過ぎにヒースローに着きます。
ヒースローから長距離バスに3時間ほど乗り、日付を超える前にウェールズの首都カーディフに到着(乗り換えなし)。そこで二泊して、カーディフの街を観光します。
3日目の夕方、鉄道でカーディフ セントラル駅からロンドン ユーストン駅まで移動し(乗り換えなし)、ロンドンの宿にチェックイン。ロンドンで5泊します。
ロンドンではセントポール大聖堂、シャーロックホームズ博物館、ナショナルギャラリー、大英博物館、HMS ベルファスト(戦艦)の見学をしたほか、His Majesty’s Theatreでミュージカル オペラ座の怪人を、ロイヤルオペラハウスでバレエ シンデレラを鑑賞しました。どちらもとても素晴らしかったです。(役者さん、ダンサーさん、オーケストラ、劇場の設備、仕掛けなど何もかもが素晴らしかったです)
ロンドンに宿泊している間、1日だけロンドンから日帰りでオックスフォードを観光します。オックスフォードでは、ハリー・ポッターの食堂で有名なクライスト・チャーチと、オックスフォード大学博物館を見学します。
イギリス人の印象
イギリス人の方にお会いしたことは何度かありますが、一度にこんなにたくさんのイギリス人の集合体に出会ったことがなかったので、実際に行ってみてどういうコミュニケーションの取り方をして、どんなことを重視する人たちなのかということに興味がありました。
たった1週間ちょっとイングランドとウェールズの一部を観光しただけですが、旅全体を通して私が抱いた印象をまとめてみます。
■話は最初から最後まで聞いてくれる
観光サービス業・販売関係・バス/鉄道関係の方々…で、私が話しかけた全員が、私の話(というか私の要望・要求)を最初から最後まで、一切口をはさまず、キッチリ聞いてくれました。ただし、その要望が100%通るとは限らず、話自体は最後まで聞くけど、ダメな時はやっぱりダメですorここまでは努力してみるけど、それ以上はできないかもしれない、と言われます。親身に聞いてくれるというよりは、相手のことをできるだけ尊重しているように感じました。
ちなみにイギリス人のリスニング力は非常に高く、日本人が割と小さい声で話してもキッチリ聞き取ってくれるのがありがたかったです。
台湾にいる時のように声を荒げなくても、台湾人がよくやるように、しかめっ面で「は!!!??」と聞き返されることもなく、比較的穏やかな気持ちで過ごすことができました(笑)。
■サービスの説明が大まか
観光客が多すぎるせいか、割とよさそうなお店でも、接客は礼儀正しくはあるものの、商品のストーリーや特徴の説明などは大ざっぱで、規格書通りの簡単な説明という感じでした。
例えばイギリスのフォートナム&メイソンとシンガポールのTWGでは全然違います。フォートナム&メイソンは店内がお客さんでごった返していて、店員さんがお茶の種類やバックグラウンドを丁寧に説明する環境にはありません。質問すれば答えてくれますが、コレはコレ、アレはアレ、いっぱい種類はあるけどだいたいこんな感じ、くらいの大雑把な説明です。
以前行ったシンガポールのTWGは、一度にそこまでたくさんのお客さんはおらず、店員さんに一つ質問すると十個のストーリーが帰って来ました。それぞれのお茶の原産地、発酵の程度、ブレンドされている茶葉の種類、ステキなストーリー・イメージなどのお話です。そしてお客さんに茶葉のにおいをお客さんが満足するまで何種類でも好きなだけ嗅がせる。
香水の販売員さんも、別なときにフランスに旅行に行った時の現地の販売員さんは、自分自身も色々な香水を愛用していて、それぞれの香水に対するイメージや、どんな特徴のある香りか、いつ使うのがステキか、など、濃厚な感じで説明してくれました。店員さんの話にとても共感できたし、商品を選んでいてすごく楽しかったのです。ですが、イギリスで出会った香水店の販売員さんは、どれがスペシャルエディションかとか、規格の話はしてくれたのですが、どんな花の香りがして、どんなイメージで作られて…などの商品の背景や印象の部分に関する説明は皆無でした(笑)。
別に悪口を言っているのではないのです。想像ですが、おそらくイギリスのお客さんは、自分で気に入った香りの商品を買えればそれに越したことはなく、それをどんな調香師がどういうイメージで、どういう原料から作り上げて、どういう香りの変化をして、どんなシーンでつけたらステキか、ということを店員さんとイチイチ話し合う必要はない、と考えているのではないか?と思います。
私は割とそういう(ムダ)話をして過ごすことが好きなので、ちょっと物足りない感じがしました。
イギリス滞在中、高級なお店に行かなかったせいかもしれませんが、どんなジャンルのお店でも、サービスは全体的にアッサリしているな、と感じました。
■列の順番を守る
レストラン、カフェ、電車…色んな場所で、キッチリ順番に並ぶことを重視していると感じました。カフェで、一瞬列が乱れた時、私の後から来たロンドンのマダムが「順番は、このレディが私の前なんです」「このレディが私より先に」と店員さんや他のお客さんに何度も説明するので、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)
■電車で親切にしてもらった
一人旅で、アジア人(しかもカモにされやすく、昔の敵性外国人の日本人)だし、スリや詐欺やイジメに遭うかも…と内心ドキドキでしたが、実際に行ってみると、基本的に礼儀正しく親切な人が多かったです。
♡地下鉄の中にラゲージを持ってる人のためのスペースがあり、他のお客さんが率先してその場所を私に譲ってくれた(無精ひげのロンドンのおっちゃん。一見怖そうだが本当は優しいw)
♡長距離の電車で、重いラゲージを棚に上げるのに苦戦していたところ、別のお客さんがサーッと近づいて来て棚に上げてくれた(移民系の若い男の子でした。)
■ウェールズ人限定~歌わずにはいられない♪
歌うことが大好きなようで、店内BGMに合わせて歌っている店員さんを何人か見ました。大声まではいかないものの、普通にハッキリと聞き取れる大きさで、しかもハミングではなく、歌詞をシッカリ歌っているんです。ラッシュの店員さんは、私の接客中に好きな歌がかかったようで、途中からお会計しながら歌い出したのでビックリしました。ただ、歌が終わったらまた普通の接客に戻ったので、歌が優先…というか、歌うことが当然のことなのかもしれない、と思いました。
カーディフの他のお店でも似たようなことが起きたのですが、歌は歌うものの、お店秘蔵の展示物を店員さん自ら進んで出してくれたので、特に私を軽視しているわけではなく、楽しくて歌わずにはいられない感じなんじゃないか?と推測しました。ロンドンでは遭遇しなかったことなので、ちょっとおもしろかったです。
■犬
犬種はポメラニアンが多く、飼い主以外には見向きもしない犬がほとんどでした。教育バッチリ過ぎて、私はまったく相手にされず、ちょっとさみしかったです。
冒険は続く…
さて、他にもシェアしたいことがたくさんありますが、今日はここまでとして、また少しずつ更新していきたいと思います。お金をどうやって持っていったか、クレジットカードやデビットカードは何を準備したか、空港からの移動で困ったこと、日本や台湾との交通機関の予約や乗り方の違い、感動した場所、写真…など、ご興味のある方に読んでいただきたいことが本当にたくさんあります。内容や記事の長さなどを見、必要に応じて別の記事に分けたいと思います。
以上、少しでも楽しんでいただけたらうれしいです。それではまた!
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