こんにちは!たまごです!
以前、若い頃からの密かな夢…「いつかどこかの国の永住権がほしい」というお話をしていたのですが、今回、ついに台湾の「永久居留証」を申請してきました。
政府のウェブサイトだと、配偶者ビザの場合、台湾での滞在期間は10年必要と書いてあるので、「配偶者ビザから永久居留証ってグレーゾーンなんじゃないの?」と一人で勝手に思い込んでいたのですが、今回思い切って移民局で聞いてみたところ、
「あなたなら大丈夫」
とのこと。
「じゃあ大丈夫じゃない人もいるの?」って思いますよね(笑)
今回は移民局で言われたことも含めて記録しておきたいと思います。
私の場合、台湾で「就労ビザ→配偶者ビザ」に変更した後、「滞在期間計5年」で永久居留証を申請したケースとなります。似たような条件の方の参考になればうれしいです。
必要な資料
通常配偶者ビザの場合は合計10年間の合法な滞在で永久居留証が申請できるようなのですが、
私の場合は「最初就労ビザ」→「途中から配偶者ビザ」に変更した後、
「合法な滞在期間計5年」で、さらに
ずっと仕事をしている(一定以上の収入がある)
という条件が重なっているので、5年で申請OKなんだそうです。
台湾滞在期間については、居留証を見せたら職員さんが日数のデータを計算して
「大丈夫、申請資格を満たしています」
と確認してくれました。
というわけで、今回は就労ビザから配偶者ビザに変わった&5年間ずっと働き続けた人バージョンの、永住居留証申請について記録しています。
5年間ずっと就労ビザだった人と、途中から配偶者ビザに切り替わった人とでは、必要な資料がちょっと違うので注意してください!
※政府の公式ウェブサイトには全く書いていませんが、新北の移民署で永久居留証を申請する場合は予約が必要です。
※各種コピーは移民署のコピー機で取ってもokです。
就労ビザから配偶ビザに切り替わり、その後永久居留証を申請するために必要な資料は以下の通りです。
- 現在の居留証
- パスポート パスポートが以前居留証を取得してから変わっている人は、古い方と新しい方両方
- 新・旧ともに写真のページのコピーが必要です。
- 証明写真 できれば写真屋さんに撮ってもらうのがおすすめです。だいたい300〜450元くらいで撮ってもらえます。(移民局のスピード写真でもOKです!ただスピード写真だと、たまに、シャッターが強すぎて顔のラインが真っ白にぼやけてしまうことなどがあります)
- 財産証明書 2通りの資料選択肢ががあると言われました。
- 扣繳憑單(コウジャオピンダン)
- 勤め先からもらう”扣繳憑單“+“公司大小章”(台湾の会社の正式なハンコで、2つセットで押されるものです。日系企業の場合も要求されるかどうかはわかりません。この資料には、一年分の収入が記載されているのですが、2月には昨年分ができるそうです。このため、2月や3月初めに永久居留証を取得した人は、おととしの資料で申請できたそうなのですが、私の場合は4月に移民局に行ったので移民局の人に「今の時期であれば、去年の資料がもう会社からもらえるはずだ」と言われてしまいました。会社の会計部にお願いして資料はもらったのですが、私の勤め先の場合、”公司大小章”を押すためには社内でとても面倒な手続きが必要なので、結局通帳のコピーを出すことにしました。
- 最近一年の平均月収が、台湾の最低賃金の2倍あることが必要です。台湾の最低賃金は2021年からは月24,000元となったそうなので、月平均48,000元あれば大丈夫です。日本人でもともと就労ビザで、会社勤めを続けている人は、クリアしている人が多いかと思います。
- 銀行通帳の原本提示+コピーの提出(コピーする部分は最終残高のページと、裏表紙の銀行名・支店名・口座名・自分の氏名が入っているページ)
- 銀行通帳の原本も申し込みの時に持っていく必要があります。
- 銀行通帳のコピーの最終残高は「40万円以上」あることが必要です。通帳(口座)は、本人のものではなく配偶者の通帳でも財産資料として認められるそうです。
- 台湾の戸籍謄本もしくは戶口名簿 (“詳細記事”が載っているもの)
- 配偶者の身份證の裏表両方のコピー(配偶者本人が一緒に行くことができれば尚良し)
- 台湾警察が発行した台湾の無犯罪証明書
- この証明書は全員必ず必要になります。
- 日本政府が発行した無犯罪証明書
- 毎回台湾出国の際、台湾を離れている期間が3ヶ月以内の場合は提出免除になります。
- 健康診断書
- 毎回台湾出国の際、台湾を離れている期間が3ヶ月以内の場合は提出免除になります。
- 申請費用 1万円(現金)
- 新北市移民局で「カードで払えた」という人もいましたが、私の場合はあらかじめ電話確認の時「現金を準備してくださいね」と言われました。
- 扣繳憑單(コウジャオピンダン)
◆新北市移民署(内政部移民署新北市服務站)
昔の小学校のような出で立ち
※自分の居留住所の管轄の移民署へ行ってください。私の場合は新北市なので、新北服務站でした。
235新北市中和區民安街135號
+886282282090
労働許可について
永久居留証を取得した友人が、取得後別途労働局に行って、「永久工作許可證」をもらわないと、働き続けられない、と言っているのを聞きました。でも彼女は5年間ずっと就労ビザだったバージョンです。
移民局の窓口人に聞いたところ、私のように、途中から配偶者ビザに変わった人は、配偶者ビザを取得した時点で「労働部の労働許可は要らない」と居留証に書かれていましたよね。そこからさらに永久居留証を取得した場合は、別に特別に労働部に行って労働許可証をもらいに行かなくても、その労働許可は消えないので、そのまま働き続けてOKだそうです。
ただ、雇い主によってはシッカリとその目で「本当に労働許可を持っている」ことを確かめたいという人もいるので、そういう場合は、永久居留証が下りた後に、それを持って労働局に行って永久労働許可証を申請すれば、くれるそうです。
「費用は100元よ!」とのこと。
というわけで、念のため持っていた方が安心ではありそうですが、大急ぎでもらいに行かなければならないものではない、ということがわかりました。
永久居留証が無事下りた後、時間のあるときに労働部に行ってみようと思っています。
無犯罪証明書(良民證)
無犯罪証明書は、警察署で取得できます。私の場合は移民局の人にもオススメ(?)されたのですが、板橋区に住んでいるということで、板橋から南にもう一駅行ったところの、府中駅の近くの警察署で取りました。
MRT府中駅の三番出口から出てすぐの建物の側面にあります。わからないときは、明らかに警察っぽい建物がありますので、そこへ行くといかつい警察官が棒かなんかを持って立っています。その人に聞くと親切に教えてくれます。
でもいかつい警察官に声を掛けないまでも、三番で口を出て細い道路を渡ると、ヘンゼルとクレーテルのように「←良民證」「←良民證」「←良民證」という看板が数メートルおきに立っています(笑)
その看板に従って行くと、建物の側面に小さな勝手口のような入口があって、そこから中に入ります。
入る時体温チェックされ、番号札を引きます。
入って左手にカウンターの部屋があります。聞かれたことは「用在國內還是國外?」(国内と海外どっちで使うの?)くらいでした。「是國內用,我要申請永久居留證」(国内で使う、永久居留証申請シマス)と言ったら「そっか!」で会話は終了。
申請書は電子申請になっていて、住所や氏名などは手書きする必要はなく、カウンターにある端末に表示された自分の情報が間違いなければ、電子サインって言うんでしょうか、クレジットカードにサインするときみたいな端末があって、ペンを使ってサインをするだけで申し込みは終了です。費用は100元で、申請した日に払います。小さい領収書を渡されます。無くさないよう気をつけてください!
受け取りは2日後からできるということでした。この警察署は普段朝8:30~夕方17:00までですが、水曜日はなんと朝8:30~20:00まで空いているので、水曜日に取りに行きました。受け取りの時はカウンターにまでは行かずに、あの勝手口のようなところで領収証を見せて、その場でピラッと手渡しされました(笑)「内容に間違いがないかだけ確認してください。大丈夫ならそのまま持ち帰っていただいてけっこうですよ!」と言われました。勝手口対応ですが、職員さんの話し方などは丁寧でした。
◆新北市政府警察局(New Taipei City Police Department)
所在地:220新北市板橋區府中路32號(府中駅3番出口出てすぐ)
受付時間:平日 朝8:30~夕方17:00まで(水曜日は20:00まで)/土日祝日はお休み
地図:
おわりに
警察署
細かい部分は担当の職員さんのさじ加減で変わることがけっこうあります。詳しくは担当の職員さんと確認してくださいね!
雑談になりますが、移民局の職員さんとのやりとりでちょっとだけ気になることが…
職員さん「旦那さんも一緒に申請に来れる?」
たま「えっと、夫は忙しいので、そんなに頻繁に休めないんです」
職員さん「今日は旦那さんはどこに行ったの?」
たま「今日は現場に行きました」
というやりとりが何度もありました。
もしかして、永久居留証の取得とともに離婚すると思われているのかも…!?と思いました。戸籍の資料は夫の申請用カードの期限が切れているので、お姑さんに送ってもらったのですが、
「これは原本ですよね?」と職員さんに聞かれたので、
「送ってもらったのをそのまま持ってきたので、間違いなく原本だと思いますが…」と言ったら
「送 っ て も ら っ た …!?(別居疑惑浮上)」
と言われてしまいました(笑)
当日は移民局の皆さんの点数稼ぎをしようと、「I Love Taiwan」と書いたタトゥーシールをペタペタと貼っていったのですが、それが余計に疑惑を深めたのでは…?と、余計なことを考えてしまいます(笑)(私が愛しているのは台湾であって、台湾人の夫ではない!みたいな風に捉えられたんじゃないかと…考えすぎでしょうか…)色々想像したらちょっとおもしろくなってしまいました。
無事下りたら、また同じ記事の中で更新する予定です。それでは(^^)/~~
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