台湾でミュージカル鑑賞 どの会場がおすすめ?台北アリーナでのCatsの感想

舞台鑑賞
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こんにちは、たまごです。

先日台北アリーナで開催されたミュージカルキャッツを観てきました。

今回は、台湾でミュージカル観劇を考えている方に向けて、台北アリーナでミュージカル観劇するとどんな感じになるのか?という感想をシェアしたいと思います。

今後、台湾でミュージカル公演があったとき、会場選び・席選びで迷われる方も多いと思います。

今回のエピソードは、

台北アリーナという会場を選ぶかどうか?

台北アリーナを選ぶとして、席はどこを選べばいいか?

この2点についての一つの例として、ご参考になればうれしいです。

コロナ対策

今回の公演は、元々2021年6月に予定されていたものが、コロナウイルスのために延期されていたものになります。半年以上待ったということで、期待が高まります…!もとの6月の日付のチケットをそのまま持って入場です。

建物に入る時点でチケットをチェックされ、實聯制と呼ばれる台湾CDCへの入場記録をスマホから送ります。チケットを持っていないと一階ロビーに入ることもできません。そして体温測定&手の消毒をして、いよいよ入場です!

見え方

私の席は、ニ階席の一番前のブロックの真ん中辺りでした。「2樓黃2C區」という名前のブロックで、日本で言うS席かA席にあたるのでは?と思います。価格は4800元。この次にいい席は、一階席などの5800元で、これが一番いい席になります。なかなかの金額で、日本で同じ演目を観るよりも高くなると思います(感覚としては1.3倍〜1.5倍くらい)。オーストラリアでもミュージカルを観たことがありますが、オーストラリアよりも確実に高いです。

チケット価格の幅としては、800、1800、2800、3800、4800、5800元となります。

この席を選んだのは、台湾人の友人のアドバイスから、これよりも悪い席だと肝心なところが何も見えない、ということを聞いたためです。私も実際に行ってみて、そのとおりだと思いました。台北アリーナは広いので、ちょっと後ろの方や左右の端の方になってしまうと、かなり見えづらくなってしまうということなんですね。

席の選び方ですが、歌メインのミュージカルで、音楽が聞こえればそれでいいのであれば、800元の端の席を選ぶのも一つの方法だと思います(サウンド・オブ・ミュージックとか…)。ただ、キャッツは踊りがたくさんあって、ステージ上でもいろいろな方向から猫が飛び出して来るので、やっぱりある程度前の方の、真ん中がオススメです。

私の座っていた席からは、俳優さんの動きは肉眼で完璧に見えましたが、表情まではハッキリとは見えないくらいでした。猫たちが客席にやってくるのは一階席なので、近くで見たい方はもっと前の席を選ぶことになります。

左右の画面に、その時メインで動いている猫のアップの映像と、中国語字幕が出ます。座席からオペラグラスを使って見た大きさと、画面に映し出された大きさがほぼ同じくらいでした。

オペラグラスは、外で売っている人も見かけましたが、私はアマゾンジャパンで買ったオペラグラスを持参しました。

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ちなみにチケットは、発売日以降、安い順からどんどん売り切れていき、当日私の両隣はガラガラだった反面、私のいたブロックの後ろには立ち見席ができていて、人がギュウギュウになっていました。そこまでお金はかけられないけど、ちょっと観てみたい、という人が多いのかもしれません。

座席そのものは狭く、アリーナなので、うすーいプラスチック製です。今回は私は腰は痛くなりませんでしたが、長丁場なので、腰が悪い方・腰を痛めている方は注意が必要です。

◆台北アリーナ 見え方

ミュージカルの時は、図の向かって右側の、南大門側がステージとなります。

座位視線導覽

歌と踊り、後半はいい感じ

序曲のテンポが、わざとなのかそうでないのかはわからないのですが、けっこうゆっくりめで始まりました。その時の俳優さん&音楽、俳優さん&俳優さんどうしの動きがちょっとバラバラな感じで、この後どうなるんだろう!?とちょっと心配になりました。

第1幕の歌も、ソロパートで声が伸び伸びと出し切られるはずだったところが、途中でで途切れてしまったところもありました。

ただ、休憩を挟んだあとの後半は演奏ダンスどれもいい感じだったと思います。

個人的には、後半に出てくるMr. Mistoffelees のダンスが素晴らしかったと思います!これからご覧になる方はどうぞお楽しみに!

(ご参考) Mr. Mistoffelees


個人的な経験上の話ですが*、公演初日はやはりアクシデントが多いです。会場によって音の響き方が全然違うし、お客さんが入った状態とそうでないのとでも違いが出てきます。ですのでその会場の初日のチケットは取らないようにしています。

*私は素人ですが、学生時代の部活で10年間、大会やコンサートで毎年大ホールのステージでパフォーマンスをするという経験をしています。

今回も、鑑賞したのは台北アリーナの初日ではなかったのですが、それでも演技がぎこちなく感じたのはやはりコロナのせいで、以前のようなレッスンができていないせいだったのかもしれません。(あくまで個人の感想です。)もちろん、劇団のみなさんはいつもベストを尽くしていらっしゃるとは思いますが…。

とにかく客層が悪かった台北アリーナ

台北アリーナのお客さんの中には、別にミュージカルは好きでもないけれど、付き合いで来ている、という人たちが明らかに多かったです。

そういうお客さんが増えるとどうなるかというと、とにかくマナーが悪くなりますね。今回見かけたマナー違反は次のようなものです:

①ダメだと言ってるのにバシャバシャ写真を撮る

アーティストたちの著作権よりも自分の欲望が勝ってしまうのでしょうか…。演技中にバシャバシャ撮っている人たちが、遠くから見えてしまいました。

②座席を大股でヒョイヒョイまたぎながら移動する

これはちょっとおもしろかったです。列の両脇に人がびっしり座っていたのですが、真ん中が空いていたのをいいことに、背もたれをまたいで移動してるおじさんがいたんです。こんな人今まで見たことないのでビックリしました。

このイスまたぎおじさん、ミュージカルを観たい奥さんの付き添いと思われました。もし私も夫(台湾人)を連れて来ていたら、このおじさんと同じような変なことをしていた可能性大です。(それか、途中でいびきをかいて寝るとか。以前夫をクラシックコンサートに連れて行って散々なことになったことがあるので、今回連れて来なくて、本っっっ当によかったです。)

③後ろの人の視界をさえぎるように高く座る

休憩時間中、私の前に座っている人が、折りたたみイスをたたんで、背もたれにお尻を乗せて座っていました。ただ、私としては、休憩時間も俳優さんが出てきて音楽無しでパフォーマンスをしていたので、もちろんそれも見たいんですよね。

「こちらからうるさく言わなくても気づいてくれないかな」、と思ってしばらく我慢していたのですが、もうそろそろ第二幕が始まりそうになっても一向にキチンと座ってくれません。

万が一このまま第二幕が始まってしまったらマズイ!と思って「すみません、キチンと座っていただけませんか?」と丁寧に言ったんですが、逆にものすごく嫌な感じで「まだ始まってないですけど!」と言い返されてしまいました。ものすごく嫌な気持ちになりましたが、負けずに「私ステージが見えないので」と言い返しました。そして次の瞬間、会場が暗転して第二幕が始まりまって、前の人もやっとちゃんと座ってくれました。ひどい…(^_^;)

その人は二十代くらいの若い子だったのですが、ミュージカル好きな友達に付き合って来ているだけのようでした。というのも、みんなで拍手したり歓声を上げたりしているとき、お友達の方は明らかに「キャー!!」という感じで感動がすごく分かりやすかったのですが、そのマナーが悪い子は拍手をしなかったりと、全然好きでもないのに来てしまったんだろうな、という感じだったんです。

演目のターゲットの客層が幅広いということも、マナーが悪いお客さんが集まってしまう原因の一つだと思います。たとえば、もしこれがキャッツではなくてレ・ミゼラブルだったら、何か違っていたのかもしれません…。


ところで前に高雄の武衛營の劇場でバレエを観たときは、マナー問題は見かけず、みんなステージを楽しみにしている雰囲気でした。(ステージやパンフレットを見てはうっとりしてるお客さんとか…笑) その公演は、台湾の中でも高雄公演しかなかったので、どうしても観たいお客さんが台湾全土から集まったんじゃないかと推察します。

いずれにしても、ミュージカルとバレエ、アリーナの簡易な席とパフォーマンス専用の劇場、全国各地での公園と高雄公演のみ、という違いはあれど、マナー問題でこんなに嫌な気持ちになってしまうとは思いませんでした…。

おわりに

今回は、台湾でミュージカルを観るのも、劇場ではなくアリーナでミュージカルを観るのも初めてで、日本人の台湾でのミュージカル体験がネット上にほとんどなく、会場&席を選ぶときけっこう悩みました。

率直な感想としては、久々にステージのパフォーマンスを観ることができてうれしかった反面、「客層が悪い」というだけで、ちょっと嫌な経験になってしまいました。

さて、今回のことを踏まえて、台湾でミュージカルを観るとき個人的に台北アリーナはオススメできません。オススメしたいのはやっぱりアリーナの特設会場ではなくて、音楽ホール・劇場で観ることです。

音楽ホール・劇場のほうがいい理由は、

・アリーナのように極端にステージが見えにくい席がない

・音響がいい。

・座り心地がいい。

・アリーナに比べて席数が少ないので、変なお客さんがたくさん集まる可能性が低い(かも)

全体の満足度は感覚的に70%でした。残念…。次に台湾でミュージカル公演があるときは、台中か高雄のちゃんとした歌劇場で観たいなと思います。

ただ台北人の名誉のためにお断りしておきたいのは、今回はたまたま色々な理由が重なって客層が悪くなってしまったということで、台北人のマナーが悪いということではないということです。

以前、中正紀念堂の近くにある國家音樂廳で海外アーティストのクラシックコンサートに行ったことがありますが、お客さんにも完全な静寂が求められる、緊張感のある素晴らしいステージでした。鑑賞した後もずっと良い余韻が残るいいコンサートでした。

以上、台湾でミュージカルのチケットを取るときに少しでもご参考になればうれしいです。

今回はコロナの関係で、アーティストもイベント会社の方々も本当に大変な思いをされたと思いますが、延期にはなっても、無事台湾ツアーが始まって本当によかったと思います。これからも海外アーティストの台湾公演が増えていってほしいですし、次回また台湾でミュージカル鑑賞をする機会があったら、手放しで「いいステージだった!」という感想をシェアできたらいいなぁと思います。それではまた!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

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