歯列矯正器具&歯科で使う中国語|ピンイン&図解付き!(台湾2020年)

中国語学習
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想像以上にメンテナンスが必要

こんにちは、たまごです。台湾で歯列矯正を始めて、約2ヶ月経ちました。

歯列矯正をしていると、どんなに気をつけていても、矯正中に痛みが生じたり、器具が外れてしまったり、ワイヤーがはみ出てしまったりするトラブルは起こります。

どんなトラブルが起きているかは、確かに歯医者さんに行けばわかってもらえると思います。でも、電話で予約する時、向こうもどれくらいの準備とか時間が必要かわかるので、やっぱり何が起きてるか正確に伝えられると、患者さんにとっても歯医者さんにとってもいいと思います。

矯正器具の部位の名前なんて、日本語ですらわからなかったのですが、歯科に電話して説明するのに必要になったので、ここにまとめてみました(>∀<)

矯正器具の部位の名前

代表的なものはこちら!

  1. 齒環套 Chǐ huán tào =バンド(金属の輪っか)
  2. 頭套管 tóutào guǎn=チューブ、バッカルチューブ
  3. 橡皮筋勾子 xiàngpí jīn gōu zi=(ゴム使用時の)フック
  4. 矯正器 Jiǎozhèng qì=ブラケット:歯に貼り付けられている、アーチワイヤーが通るところ
  5. 矯正線 Jiǎozhèng xiàn=ワイヤー、アーチワイヤー
  6. O-ring/橡皮環 xiàngpí huán/橡皮圈 xiàngpí quān=オー リング(台湾でも”オーリング”で通じます)

他にも下記のようなものがあります。

・橡皮筋 Xiàngpí jīn=ゴム

・綁線 Bǎng xiàn=タイワイヤー:ブラケットにアーチワイヤーを固定する細い線

電話予約〜中国語で状態を伝える!

電話して調整をお願いするとき使うことが多い中国語です。

1.ワイヤーの一番後ろの部分が、矯正器具から外れてしまった

矯正線從尾巴跑出來了

Jiǎozhèng xiàn cóng wěibā pǎo chūlái le

*矯正線跑出來了だけでも十分伝わります。

2. 矯正器具そのものが、歯から外れてしまった場合

矯正線掉了

Jiǎozhèng xiàn diàole

3.ワイヤーの後ろの部分が長くなりすぎて、刺さってくる

矯正線太長,會刺到

Jiǎozhèng xiàn tài zhǎng, huì cì dào

*矯正線太長だけでも、わかってくれます。

4.通常電話すると、問題が起きている場所を聞かれます。

右上 Yòushàng

左上 zuǒshàng

右下 yòu xià

左下 zuǒxià

上の前歯のあたり・・・前上 Qián shàng

下の前歯のあたり・・・前下 qián xià

クリニックでよく指示される動作

口を開けてください・・・ 嘴巴張開 Zuǐbā zhāng kāi

口を閉じてください・・・嘴巴閉起來 Zuǐbā bì qǐlái

噛んでください・・・咬 Yǎo

口の開き具合を少し小さくしてください・・・合小一點 Hé xiǎo yīdiǎn (先生が口を横に引っ張りたいときなどに必要な動き)

あごを引いて下さい・・・下巴低一點 Xiàbā dī yīdiǎn(装置脱着の時は患者さん自身も少し力を入れる必要があります。)

もうちょっと上の方に座って下さい・・・頭部上面一點 Tóu bù shàngmiàn yīdiǎn

もうちょっとしたの方に座って下さい・・・頭部下面一點 Tóu bù xiàmiàn yīdiǎn

うがいをしてください・・・漱口 Shù kǒu

重要! “アー”と“ア〜”の違い

診察中によく歯科衛生士さんから「”アー”してください」「”ア〜”してください」と言われることがあります。

この二つ、実は全然違う動作を示しているんです!

台湾在住の方はお分かりかもしれませんね…(*´∀`)

「アー」とは?

カタカナ=台灣注音 bpmf = pingyin =意味

アー = ㄚ = a1 = アーンしてください

口を大きく開けてください、の意です。

歯科衛生士さんも、だんだんいちいち「嘴巴張開~(お口を開けてください)」などとは言わずに単に「アー」と言ってきます(笑)。

高めの音でまっすぐ伸びる「a」の時は、お口を大きく開けてくださいね。

「ア〜」とは?

カタカナ=台灣注音 bpmf = pingyin =意味

ア〜 = ㄦ ˊ = er2 = 舌を巻いてください

下の歯に薬品を塗ったりするときに、舌に薬品がつかないように、舌を巻いてくださいと言われることがあります。

“er”は二声に聞こえるときも、三声に聞こえるときもあります。

アーとア〜、動作を間違えてしまうとちょっと大変なことになりますね。

歯医者さんでの動作って、普段しないようなものも多いので、ちょっとつらいですが、がんばりましょう!

経過について

歯は1ヶ月に約一ミリずつ動くとよく聞くのですが、上の歯の矯正器具を付けて2ヶ月、2ミリ以上動いている気がします。

お見苦しいですが、矯正器具を付け始めたときの写真と、今の写真を載せます。

ご注意:毎日のコーヒーでかなり黄ばんで/黒ずんでいます。(^_^;)

▼上が矯正器具つけたて、下が2ヶ月後です。

矯正中の歯

どうでしょうか?

診察中、説明が少なすぎるので、けっこう怖い思いをしたこともありましたが、経過としてはなかなかいいんじゃないかと思っています。

私の場合、歯を一本も抜かず、もともとV字型に並んでいた歯をU字型に広げ、この後、上の歯はインプラント矯正で後ろに引っ張る予定です。私は上アゴも前に出ているので、後ろに引っ張るべきとのことで、そういう視点で見てみると、確かに上の歯が下の歯にかなり深くかぶさっているのがわかりますね…。

日本でも、私のように出っ歯で上アゴも出ている人がヤブ医者にかかってしまって、歯を抜かない矯正をした結果、前歯全体が前に突き出てしまって、河童のようになってしまうこともあるようです。

でも私の場合、今のところ斜めだった前歯は少しずつ真っすぐに矯正されてきています。

正直、歯みがきもめんどくさいし、クリニックに行きたくないなぁと思うこともありました。でも、もう後戻りはできませんし、クリニックにもだんだん慣れてきたし、引き続きがんばろうと思います。

私の通っているクリニックは、日本人的にはカルチャーショックも多く、説明が少なすぎて怖い思いをしたこともあります。でも説明が少ないのは効率重視とも取ることができます。このクリニックのいいところは、矯正器具などのトラブルが起きても、ほとんどの場合当日先生に診てもらうことができるんです。普通の虫歯治療などもやっているクリニックだと、矯正歯科の先生は毎日はいないところも多いですが、私の通っているところは矯正専門なので、ほとんどの場合、普段診てもらっている先生が診てくれます。担当の先生の手がいっぱいでも、調整だけなら他の先生が代わりにやってくれることもあります。

このブログでクリニックの名前は出していません。日本人の友達に手放しですすめられるようなところではないし、何より、ブログでけっこういろんなことを言っているので…(^_^;)

でももし台湾在住の方で真剣に歯の矯正を考えている方、何かご質問・ご興味がある方いらっしゃいましたら、コメントやお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。お力になれる範囲でお答えします!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

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