おすすめ!ヘチマ洗顔でしっとりツルツル!艸研所[美容展@台湾’20その2]

台湾コスメ・外用薬・食品
この記事は約7分で読めます。

こんにちは!たまごです。

7月末に台北の南港で開かれた美容展で参観した、台湾産の原料を使用した洗顔料と、そのメーカーさんをご紹介します!

ヘチマ発酵液配合のしっとり洗顔料

“精油”をキーワードに展示会出展社を事前調査した結果出てきた会社さんのブース。

「台湾産の精油探してるんですが」と聞いたら

「精油は配合していますが、海外製ですね。主原料が台湾産のものならコレ」と、主要成分がヘチマ発酵液の洗顔料をすすめられました。

●洗顔料

台湾産のヘチマ発酵液使用の洗顔フォームです。

これは泡で出てくるタイプ。2〜4プッシュしてくださいとのことですが、私は顔が大きいので、4プッシュしています。

4プッシュした泡を顔全体に乗せて、20〜30秒くらい待ちます。そのあと洗い流すと、なんと肌触りが「キュッ」としています!一瞬ゾワッ!

というのも、洗い上がりが「キュッ」となってしまうタイプの洗顔料って、皮脂が取れ過ぎてしまうものが多いんですよね。

でもシャワーから出てきてちょっとモタモタしていても、全然つっぱらないんです。洗い上がりすっきりで、かつ、ちゃんとしっとりしてます!

プッシュタイプの洗顔料って「洗剤」みたいな感じがして、これまで進んで使ったことはなかったのですが、使ってみるとものすごく時短になるんですね!朝もポンポンとプッシュして顔に乗せるだけでとっても速く洗えるので、今はとても気に入っています!

商品名:絲瓜水潔顏冷製液態皂, 180ml,TWD520

当日は展示会価格で370元、他の商品とまとめ買い価格で270元になりました。

台湾の展示会価格スゴイ(笑)

この量で2~3ヶ月くらい使えるそうです。

日焼け止めくらいであればこれで十分落ちます。

ちなみにまとめ買いでは、ハンドソープと、”三合ㄧ冷製液態皂”を買いました。

“三合ㄧ冷製液態皂”は “シャンプー” “洗顔” “ボディソープ”が一つになった液体ソープです。ヘッド・トゥ・トウ!頭からつま先まで洗えちゃう!台湾人の方って、一つで何役もこなすものが好きなイメージがあります(笑)

成分

この洗顔フォームの成分は、

水、ヘチマ液、コールドプレスセサミオイル、コールドプレスひまし油、カメリア油、コールドプレスバージンオリーブオイル、精製ヤシ油、水酸化カリウム、ローズゼラニウム精油

となっています。

洗っている時も、自然でやさしいローズゼラニウムの香りで癒されます!

保存料や抗酸化剤が一切入っていないので、台北は蒸し暑いし、心配になって「早く使い切らないとダメですか?」と聞いたところ、

「有効期限は一年半。急がなくても大丈夫ですよ」

とのことでした。

このメーカーさんはコールドプレス製法にこだわっているそうです。コールドプレス製法の何がいいかというと、加熱する方法よりも美容にいい成分が残った状態になるからだそうです。

他のこだわりポイントとしては、パーム油を使わないこと。なるほどそれでヤシ油が使われているんですね。

パーム油は安く手に入るのでいろんな業者さんで使用されています。でもパームの産地の東南アジアの森林破壊が問題になって久しく、そんな環境問題も配慮されています。

ヘチマ水について

ヘチマ水(ヘチマ発酵液)は、台湾南部や中部に色々な製造者さんがいるようです。特に台湾だと嘉義などが産地として有名です。

ヘチマってすごく水みずしいので、ヘチマの実を使っているのかと思ってしまったのですが、化粧品用に使用しているのはヘチマのつるの中の水なんだそうです。(台湾人の方々にとっては当たり前のことのようです!)そのつるの中の露を集めて、常温約一週間発酵させたヘチマ発酵液を、化粧水などに使用することが多いそうです。日本でもヘチマコロンって聞いたことありますね!

台湾の南部人にとってヘチマ発酵液はとても親しみやすいものなんだそうで、例えば高雄市内だとよく売られているのを見かけるそうです。
台北で見かけることは比較的少ないです。

ヘチマ発酵液の成分としてサポニン(保湿)、ペクチン(肌の滑らかさを保つ)などがあります。保湿の他にも美白効果もあると言われています。

今回買った洗顔料にヘチマ発酵液が配合されている目的は「保湿」です。

食べてもおいしく、肌の外側からもうるおいを与えてくれるヘチマ、大好きです!

AD

メーカーさんのご紹介

艸研所(正鴻農業生技股份有限公司)

本社が高雄の工業地区、工場が屏東にある、南部の会社さんです。艸って普段あんまり見ない感じですけど、形が草冠の”草”ですね。発音草と同じ”ツァオ”です。

元々グループ本社は化粧品メーカーではなく、業歴約50年になるスクーターの部品製造会社なんだそうです。研究上、液体石けんの技術に出会って、こうした洗顔料などを製造するようになったそうです。(一体どんな出会いだったのか気になります(^o^))

私たちが買ったような洗顔料やハンドソープのような最終商品もあるのですが、本来はOEM(お客さんのブランドで商品を製造する)サービスが多いようです。というのも、いい原料を持っていても、こうした化粧品を作るには、台湾政府の細かい規定をクリアしなければいけないからなんですね。固形石けんなどであれば特に厳しい規定はないので手作り品も売れるのですが、洗顔料やシャンプーなどの化粧品は規定が色々とあるので、こういう認証のある工場を持っているような、専門技術のあるメーカーさんでないと難しいんだそうです。

台湾の化粧品や食品の規定って世界的に見ても厳しいんですよね。海外ですでに使用されている新しい原料がなかなかすぐに使用できないのは痛いですが、安心感はありますね。私は、台湾で販売されている化粧品には使用期限がはっきりと書かれているところが好きです。日本だと書かれていないことの方が多いですよね。使用期限を過ぎた瞬間に何か起こるわけではありませんが、使用期限は、メーカーさんが最低限保証する状態が守られているだけなので、化粧品も新鮮なうちに使い切る方がいいと思っています。製造日から日が浅い商品は香りも新鮮で気持ちがいいです。

▼台湾在住の方は公式ホームページから購入できます!

艸研所


次回は、原料は台湾産ではないものの、他にも回ったおもしろいメーカーさんと、商品をご紹介したいと思います。ブースでハプニングも勃発。お楽しみに!

コメント

こばやし・たまご。台湾新北市在住。東京でのサラリーマン生活、オーストラリア留学を経て、2016年より台湾企業に勤務。
ムカつくこともあるけれど、私、台湾が好きです。

\たまごをフォローする/
タイトルとURLをコピーしました