こんにちは、たまごです。
今日は、台湾で医療保険に加入したときのお話をしたいと思います。台湾生活が長い/長くなりそうな方の、保険選びの際、少しでも参考になれば、と思います。
台湾で“買保險”
さて、今日は保険のお話をしたいと思います。
「もし自分が重い病気になったら?」誰もが心配したことがあるのではないでしょうか?
日本人は生命保険・医療保険大好きと言うイメージがありますが、台湾でも、友人や同僚の話を聞く限りでは、ほとんどの人が総合型の保険に加入しているようです。
私は日本のも含めて医療保険に入っていなかったので、夫にできるだけ迷惑をかけないためにも今回加入してみることにしました。
台湾の保険会社の保険は、居留証があって、今後も長く台湾で生活しつづけるだろうと保険会社から判断されれば購入できます。
ちなみに台湾(中国語)だと保険は入るものではなく「買う」ものになります。”買保險”ですね。感覚的にもお客さんみんなで出し合った保険料で加入者の保険金をカバーするというというイメージよりも、「自分が買った分だけ自分が補償/保障される」という印象を受けます。
台湾在住、保険はどうしてる?
年金はどうしてる?
「たまごは台湾在住だけど、年金はどうしてるの?」と聞かれることがあります。
まず年金の話をしますと、私は日本の会社を退職し、オーストラリアに留学に行ったとき、もう向こうで永住するつもりでしたから、一時金を受け取ってしまったんです。そこで6年間我慢して働いた分の累積分は一度ゼロになってしまいました。受け取れたのはほんの20数万円程度だったかと思います。父に怒られました。
その後一度日本に戻ってきて、正社員で一年近く働いていて、会社から天引きされているので、その分は残っています。しかしそのあと台湾に来るとき住民票を抜いてきたので、そのあとは納めていません。国民年金を任意で払おうかと思っており、今年その手続きをしようと思っていたのですが、コロナウイルスのせいでペンディングになっています。
ちなみに私は実家が盛岡市なのですが、台湾に来る直前の住民票は仙台市なので、年金の登録も仙台市の年金事務所に行かなければなりません。どうしても盛岡市に戻したければ、海外から一度盛岡市に転入しなければなりませんが、そのためだけに1ヶ月分の社会保険料を支払わなければならないと言うのがおっくうです。
さて、私はこの他に、日本の生命保険会社の個人年金に入っています。毎月1万円弱の保険料で、65歳から75歳まで毎月5万円受け取れるプランです。
この他に、台湾人と台湾で入籍してからは台湾の労働保険の年金を会社がお給料額の6%を払ってくれています。
台湾は(形式上は)会社が年金を上乗せしてくれることになっています。形式上と書いたのは、会社によってはお給料から引いているところもあるからです。仕事を探すときは、その会社の労働保険への考え方もチェックしておくべきですね。
医療保険は入ってる?
学生の頃から、付き合いで日本の入院保険だけに入っていました。
入院したときに限って一日一万円下りるというシンプルなもので、20歳頃の時ひと月の保険料3,000円代でしたが、10年後に見直しで、ひと月4,500円くらいになりました。
一度だけ、一日入院したことがあり1万円おりましたが、実際の入院費は4万円以上かかっているので、役に立った感じはほとんどありません。
これから当分の間は台湾で生活すると思いますので、保険金の申請をするときも台湾の保険会社の方がスムーズかと思い、台湾の保険会社の保険に入って、そのあと日本で入っていた保険は解約しようと思いました。
ただ、台湾の保険会社の営業の方と話していたとき、「見直しまであと2年程度ならば、ご両親のために残してあげたらどうですか?」と言われたのです。
実はこの保険、入院だけだと思っていたのですが、死亡の時2000万円下りるんです。入院保険だから入院しか出ないと思っていたのですが、よく見ないとダメですね。
万が一不慮の事故で私が亡くなっても、母に2000万円残ると思うと少し慰められる気がします。
父も健在なのですが、毎日競馬ばかりしていてお金を大切に使ってれなそうなので、受取人を母に指定しています。
まとめると、現状私の年金・健保・その他の保険の状況はこうなっています。
日本
- 健康保険 未加入
- 国民年金 未加入
- 個人年金 加入(N社)
- 入院保険 加入(M社)
台湾
- 健康保険 加入
- 年金 加入
- 医療保険 加入(今回のお話はこの部分)
現地採用組にしては入っている方かと思いますが、いかがでしょうか?
ところで日本の年金にも台湾の年金にも入っていないという現地採用組の友人がいますが、何かしらの年金には加盟していた方がいいと思います。
早くに亡くなってしまったら一銭ももらえませんが、万が一長生きした場合のことを考えてみてください。いくらもらえるかわかりませんが、あるのとないのとでは大違いです。
個人年金は、早死にしたら今まで払った分は家族に渡るというメリットはありますが、受取期間が決まっていますので、長生きした場合死ぬまでもらえるわけではありません。例えば私が加盟している個人年金の場合は、65歳から10年間受け取れるということですから、75歳以上になったらゼロです。ですので現地採用で海外在住、日本国籍なのであれば、やはりメインは国民年金で、個人年金は補助的なものとして考えるべきだと思います。
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