台湾の医療保険選び
なんとなくしゃべってるうちに見積もり依頼が完了
私が日本で会社勤めをしていた頃だと、企業ごとに担当の保険の外交員さんが決まっていて、自分から積極的に出向いたりしなくても夕方会社のドアの前に数人立って待ち構えられていたりということがあったのですが、みなさんはいかがでしょうか。
台湾の場合は会社専属の保険外交員さんがいるというよりも、個人個人のつながり、紹介でコンタクトを取ることが多いようです。
離職率も高いですから、保険会社がわざわざA者担当は誰々さん、B社担当は誰々さんという風に保険外交員を振り分ける意味がないのですね。
私の場合、夫の知り合いと同僚の友人、友人の契約している保険やさんを紹介してもらい、三社同時進行で評価を進めることにしました。
もしコネクションがない場合は保険会社のホームページや電話番号から連絡を取る格好になるかと思いますが、ほとんどの場合はやはりコネでの連絡が多そうです。
台湾の場合連絡方法は最初からほぼラインです。中にはラインのプロフィール写真が若干公序良俗に反するかそうでないかのギリギリのラインのものだった営業職もいて(笑)、「大丈夫か?」と思いましたが、会ってみると至ってまともな方でした。
ともあれ、さすが台湾、家や会社、カフェでなんとな〜く「医療保険入りたい」と言っているうちに、見積もり依頼が完了しました。
ちなみにうちの母から「外資も検討してみたら」と言われたのですが、損害保険会社はいくつかあるものの、台湾で医療保険を販売している外資系企業は数年前にほとんどが撤退してしまったそうです。
ですので今回はすべて台湾資本の保険会社に見積もりをもらっています。
保険選びでポイントとなった部分
医療保険で一般的にポイントとなってくる項目
”實支實付”
日本とちょっと違うのかもしれませんが、台湾だと重病の治療の時、予算によって選べる治療方法や使用器具が割と大きく変わってくるそうです。
その時、より良い方の治療方法や使用器具の費用をどれだけカバーできるかで、体験する治療が大きく異なってきます。
これは厚めにしておいたほうがよさそうです。
”重大疾病”
台湾でもがんや脳卒中にかかっている方は多いです。
私の家系は母方も父方も脳卒中が多く、低血圧でも倒れている親族がいて、私もこれを特に心配しています。
ただ、台湾では重大疾病にかかっていることが政府に認められると、専用の健康保険カード「重大傷病卡」が与えられます。対象の重大疾病にはがんや脳卒中も含まれます。これにより医療費の負担もぐっと下がり、ある程度までは健保でまかなうことができます。
更新での保険料の上げ幅
個人的に気になったのは更新で保険料がどれくらい上がるかということでした。
個々の保険の種類によって更新のタイミングは異なりますが、10年に一度などとなっているものが多いです。
この先ずっとお給料が上がり続ける保証はどこにもありません。
医療保険は終身型のものが多いですし、途中で払えなくなって解約してしまっても、そのとき年齢が高ければ保険料はかなり高いラインからスタートしなければならないので、自分を苦しめることになります。ある程度の歳になっても無理なく払い続けられるプランなのかどうなのか、慎重に考える必要がありますね。
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