こんにちは、たまごです。
前回の台湾での入籍手続に続いて、いよいよ移民局(移民署)での居留証(居留證)の手続きです。
必要な書類
予めお断りしなければならないことがあります。それは、私が結婚前から居留証(就労ビザ)を持っていたことです。
元々居留証を持っている場合、面倒だと言われている「日本で発行された無犯罪証明書」と「健康診断書」は必要ありません。
初めて台湾でのビザを取得するよりはずっと簡素化されている手続きになります。
準備した資料は下記の通りでした。
- 日本人: 現在の居留証
- 日本人: パスポート
- 日本人: 証明写真(忘れても移民局のスピード写真で撮ることができます。)
- 台湾人: 台湾籍の方の身分證(台湾内でのIDカード。裏にちゃんと配偶者の名前が入っていることを確認してください。)
- アパートの契約書(現住所確認のため。電話で移民署に確認したときは持ってきてと言われましたが、実際には使用しませんでした)
- 申請書(当日記入します。)
どこの移民局(移民署)で手続きするか
管轄範囲に日本人の現住所がある移民局へ行ってください。普通であれば入籍した頃にはふたり一緒に住んでいる方々が多いと思うのですが、私の場合は私が新北市在住、夫がまだ仕事の現場のある台中におりましたので、私(外国人配偶者)の住所のある新北市の移民局で手続きしました。
ちなみに、外国人は引越しのたび、引越しから2週間以内に移民局で居留証の居留住所の変更をしなければなりません。もしこの手続きを怠ると罰金が課せられることがあります。同じ管轄内での引越しでも必要です。このため、もし入籍直後に引越しを控えている方は、居留証の申請は引越しが済んでからにするといいと思います。
新北市の移民局(移民署)って、ちょっと行きづらい場所にあるので有名なんですよね。板橋区寄りの中和区にあって、車で行く以外本当に不便です。小高い坂の上にあり、建物はけっこう古〜い学校のような外観で、本当にここに移民局があるのか!?という印象を受けますが、本当にあるので安心して中に進んでください(笑)
申請書の記入方法は、ボランティアのマダムたちが色々丁寧に(話し方は若干荒っぽいですが)教えてくれます。
面接や結婚の実態調査について
外国人配偶者が、政府から指定されている特定の国出身の場合、面接が必要になりますが、日本人の場合は必要ありません。
また、申請書提出後、実際にふたりで生活しているかの抜き打ち実態調査があるという話を聞いたことがあるのですが、私の場合はそのような話は全くありませんでした。
配偶者ビザの有効期限と手数料
結婚一年目は1年間有効な配偶者ビザが発給されます。2年目からは1年〜3年の間で、好きな期間で申請できます。ただし、パスポートの有効期限の残りが十分でないと、更新できませんのでご注意ください。
1年間有効な配偶者ビザの手数料は1000元、2年間は2000元、3年間は3000元です。
受け取り方法
出来上がった居留証は直接受け取りに来ても、郵送でもokです。
郵送を希望する場合は移民局で封筒と切手代を支払って、希望する送り先を記入すればokです。
新しい居留証は約2週間後に出来上がります。
当日はA4サイズの控えをもらって終了です。この控えがあれば、居留証の更新中でも出入国もできます。(何度か経験済みです。)
さいごに
待ち時間はあったものの、手続き自体は本当に簡単でした。同じ国籍の人どうしの結婚手続きに比べたらもちろんめんどうですが、国際結婚という意味では、他の国で配偶者ビザを申請した友だちの話と比べると、準備する書類も少なく、許可も申請とほぼ同時におりました。
台湾人と日本人の結婚手続き自体はこれで終了です。細かい心配事はたくさんありましたが、日本のお役所も台湾のお役所も思ったよりずっと親切にしてくれ、家族の協力もあって、無事手続きが完了しました。なにかの参考になればうれしいです。
ご注意
これは2018年当時の実体験を元にした記事です。台湾や日本のルールは変わる可能性があり、受付窓口によって必要なものが微妙に違ってくることもあるかもしれません。また、それぞれの方のビザの状況によっても、必要な書類は違ってきます。
実際の手続きの際は、ご自身で関係機関(台湾の移民署,日本の各市町村の市民課など)に直接問い合わせることをおすすめします。
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