肩こり・頭痛用外用薬
こんにちは!たまごです。
今日は、台湾在住5年目、現地のおばさんと化している私が、実際に使ったみた台湾ならではの肩こり・頭痛用の、スースーと清涼感のある商品についてまとめてみました。普段使いに、また、サイズも小さいのでお土産にいかがでしょうか?
今日ご紹介するのは全部で5つです。
最初は香りにも星をつけようとしたのですが、好みによって違いが大きいと思うのでやめました。香りの感想は書きますので、嗅いだことのない方の参考になればと思います。
また、「効いている感じ」を測るめやすを、とりあえず清涼感の「持続時間」としています。何に効かせたいか、効いているかどうかは人それぞれだと思いますが、今回はスースー感が続く時間の長さで星をつけました。40分を超えたら星5つです。それではご覧ください!
オイル系
白花油
言わずと知れた白花油。
元々は1927年代にマレーシアのペナン島で会社が設立されたそうです。その後シンガポール、香港にも進出。台湾には1960年に会社が設立され、今に至っています。製造は委託工場で行われていますが、デザインも製造も台湾で行われているメイドイン台湾の商品です。
トレードマークは水仙。この商品が作られた当初、「水仙のような香りがする」ということでマークにされたそうです。水仙系の香りにしては酸っぱさのようなものが足りない気がしますが(笑)、このラベルのイメージは歴史もあるし、清楚な感じがしてすごくいいですね。
この値段なのに、ボトルも丁寧に作られていて、海外製の安い商品にありがちな、変な尖った部分とか、そういう部分が全くありません。形も香水の瓶みたいで素敵です。ボトルの表裏の右側と、底の部分にも、浮き彫りのようなデザインで「萬應白花油」「白花油」の文字が記載されています。
こうしてみると改めて、すごく価値の高い商品だなぁと感心してしまいます。
- 香り
さて、香りはと言うと…? 白花油の香りを嗅ぐと、頭痛持ちの元同僚がよく使っていたのを思い出します。そのとき周囲にはいわゆる「湿布の匂い」が広がっていました。
でも、自分で使っている使用感はどうかというと…? ラベンダーオイルが入っているせいでしょうか、この前気持ちがストレスでいっぱいだったときに耳の付け根に少し塗ってみたら、フワーーッと香りが広がって、ふしぎなほど癒されました。このラベンダー臭は、周りにはあんまり広がらないみたいです。周りに広がる香りと、自分に近い場所でわき立つ香りが、ちょっと違うんですね。
個人的な感想ですが、心の癒し効果は今日ご紹介する中で一番高いです。疲れているときにおすすめ!
- 用途
風邪/頭痛、一時的なけいれん、やけど、虫さされ、熱中症/めまい、筋肉の炎症、痛み/かゆみ止め、切り傷、船酔い/車酔い、腹痛、リウマチ、小児の腹痛。
- 成分
ハッカクリスタル、サリチル酸メチル※、ユーカリオイル、樟脳、ラベンダーオイル
※サリチル酸メチルは日本でもよく湿布に使われているそうです。水分を多く含み、有効成分を効果的に浸透させる目的で使われることが多いようです。
- 清涼感
- 持続時間
*やさしくスーッとする感じが40分以上続きました!
- 価格
5ML 95台湾元 (ドラッグストアのWatsonで購入)
公式ホームページを見たら、どうやらこの価格は定価だったようです!もっと安く売っているところもたくさんあります。失敗しました!(笑)
以前は3mlのかわいいサイズもあった気がするのですが、今ホームページをチェックしてみると、一番小さいので5mlになっています(2020年8月現在)。Watsonでも一番小さいのは5mlだと言われました。
キティちゃんや ぐでたまなどのサンリオとのコラボ商品もかわいいです。
綠油精(オリジナル)
綠油精は用途が白花油にとっても似ているので、よく比べられますね。
違いは、手に取ったとき緑色であること(白花油は透明です)、塗ったときの刺激・・・スースーする清涼感が白花油よりも強くてわかりやすいこと、最小であろう3mlサイズも、ドラッグストアなどでよく見かけること。ちっちゃくてとってもかわいいです!)そして何と言っても香りが全然違います。
ちっちゃい!!こんなスキマにはさまるようにして陳列されています!!(笑)
- 香り
白花油と似ているところは湿布系の香りという点ですが、白花油よりも、あとに残るウッディな甘みがあります。クローブやムスク香料が入っているからかもしれません。
頭痛があるときにこめかみに塗る人もいますが、私の場合、こめかみや喉の近くなど、顔の近くに使うと肌よりも目に来ます(笑)
- 用途
めまい・鼻づまり・腹痛・頭痛・小児の腹痛・肩の不快感・虫さされ・やけど・かゆみ止め・手足の痛み・筋肉疲労、船酔い、車酔い。
- 成分
有効成分:メントール、サリチル酸メチル、樟脳
賦形剤:クローブオイル、ユーカリオイル、合成ムスク、シクロペンタデカノリド( 合成ムスクの一種)、銅クロロフィル、エタノール、B7214Hエッセンス、流動パラフィン
※ムスクはもともとジャコウでしたが、コストや動物愛護の観点から、今は合成のものが使われることが多いですね。
※銅クロロフィルは緑色の着色用と見られます。
- 清涼感
- 清涼感の持続時間
- 価格
- 3ml 63台湾元 (Watson)
綠油精 (バーベナ)
- 香り
これは香り付き綠油精のバーベナの香りバージョンです。塗ると最初は綠油精の抑えめの香りがしますが、残りがというか、後味が、ハーブのバーベナの自然な香りです。周囲に広がる香りは湿布臭のほうが強いかもしれません。
この香り付き綠油精はシリーズで、バーベナの他に桜の香りとゼラニウムの香りがあります。この優しい香り/ハーブの香りの三つを選んだのが、個人的にセンスあるなぁと思います。今度他の香りも試してみたいと思います。
- 用途
めまい・鼻づまり・腹痛・頭痛・小児の腹痛・肩の不快感・虫さされ・やけど・かゆみ止め・手足の痛み・筋肉疲労、船酔い、車酔い。
- 成分
有効成分:メントール、サリチル酸メチル、樟脳
賦形剤:クローブオイル、ユーカリオイル、合成ムスク、シクロペンタデカノリド( 合成ムスクの一種)、銅クロロフィル、エタノール、バーベナエッセンス、流動パラフィン
清涼感
清涼感の持続時間
価格
5ml 119台湾元 (Watson)
上の2つの瓶よりも、オイルの減りが早いので注意が必要です。あんまりコロコロ転がすとバーッと出てきます(笑)
このメーカーさんは広告にも力を入れていて、昔から「綠油精♪綠油精♪」と言う歌もあります。
最近はテレビでこちらのCMも放映されています。↓↓↓
一條根
こちらは台湾の金門島名産のマメ科の植物、「一條根」を使用した、肩こりを和らげたりする、ジェル状のアイテムです。「一條根」そのものの説明はこちらの記事でもしていますので、気になる方はぜひご覧くださいね!↓↓↓
一條根 (バラの花の香り)
- 香り
一條根もたくさん商品があるのですが、今のところ私が一番気に入っている一條根がこのバラの香りのする一條根です。湿布の香りも「効いてる」感じがしていいのですが、これはスースーしつつも自然でみずみずしいバラの香りがして、気持ちがいいです。会社で午後肩こりがひどいときや、暑くて寝苦しいときに首の後ろにちょっと塗るだけでとても爽やかな気持ちで過ごすことができます。
- 用途
肩こり改善・長時間立ち続けた足のハリを改善・眠気覚まし・喉のつまり改善・リラックス
- 成分
一條根(闊葉大豆エキス)、ハッカ精油ユーカリ精油、バラエッセンス、アルコール、水、食用色素。
清涼感
清涼感の持続時間
価格
35ml 120台湾ドル(Watson)
一條根 (ラベンダー)
実はこちらの一條根は、ドラッグストアではなく、夜市の中にある道具屋さん(五金行)で買いました。ラベンダーの香りと書いてあったのでおもしろいと思ったんです。しかも価格は60元…や、安すぎる…。有効期限が近いから安売りしてるのかと思ったのですが、そんなこともなく、3・4ヶ月前に製造された、比較的新しい商品でした。ネットだとさらに安く、一つ50元前後で販売されています。
香りは湿布系の匂いですが、スッキリドライな感じです。ほんのりラベンダーの香りもしますが、あらかじめラベンダーと書かれていなければラベンダーだとはわからないかも?この商品は、上に書いた一條根とは違って、塗った後白く残ります。説明にも書いてあるのですが、塗った後手で少しマッサージしてください。
- 用途
リラックス・緊張をほぐす・クールダウン
- 成分
水、ハッカ クリスタル、ラベンダー抽出物、海芙蓉(ウコンイソマツ)※、カンゾウ、レモングラスオイル、一條根
※日本でも沖縄では海岸の岩の上に見られるそうで、抗炎症作用や解熱に使われてきたそうです。中華の世界では漢方薬として使われたり、お酒に入れられたりしてきたそう。
参考:沖縄県ホームページ
- 清涼感
- 清涼感の持続時間
- 価格
40ml 60台湾ドル (湳雅夜市の道具屋さん(五金行))
◆有利實業社 http://www.ulico1993.com/zh-tw/product/依絲黛保健用品/凝露滾珠系列◆
涼感・温感・ハッカ・ラベンダー・しょうがの一條根シリーズの他に、「小黑蚊」と言う、台湾にいる普通の蚊よりも小さい蚊 *よけをする商品も!台湾ならではですね!
*刺されると痒みがすごいらしいです!!
ハッカ・バー(薄荷玉)
これは薄荷の棒です(笑)パッケージには薄荷玉とありますが、ちょっと長くて立っているので棒と呼んでいます。
ある日会社の若い女の子が、デスクに謎の白い棒を置いていたのが気になって、聞いてみたらコレでした。人生製藥さんは台湾では割と有名な会社さんなのですが、日本人的にこの社名はすごく面白いですよね。サイズもとても小さくて、これで39元と、とってもお安いです。おみやげにしたら話もはずみそうだし、すごくおもしろいと思います!
- 香り
こう言っちゃうと何の芸もないのですが、まさに薄荷です。以前北海道の薄荷精油を使っていたことがあるのですが、そういう香りです。ペパーミントほどツンと来ず、若干甘くていい香りです。売り場でケースの外から嗅ぐと、ちょっと苦いような雑味を感じましたが、実際に中を開けてみると、懐かしい、子どもの頃に食べたガムか何かのお菓子の味を思い出させます。
- 成分
メントール100%
- 清涼感
- 持続時間
いい香りで、塗った瞬間はスッキリしますが、上に書いたような各種オイルや、一條根よりはスースーする感じはしません。用途は「頭痛・神経痛」で、周りの人をみると、頭痛の時や、気分のリフレッシュ用に使っている人が多いです。
- 価格
3.7g 39台湾元(Watson)
まとめ
台湾の薬局で買える清涼感のある商品の体験まとめでした。
どれが一番好きかというと、とても迷ってしまいます。
疲れていて心身ともに癒されたいときや、頭痛があるときは白花油、もうちょっと余裕があるときは、遊び心のある綠油精、がっつり肩こりに使いたいときは一條根、気分転換にはハッカバーがおすすめですね。
みなさんのお気に入りのアイテムが見つかりますように!
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