こんにちは!たまごです!
ついに上アゴの骨に、インプラント矯正用のインプラントアンカーを打ってきました!!骨に穴を開けるなんてものすごく怖いですよね!!私はピアスの穴すら開けたことがないので、ものすごく緊張しました!!
今、釘を打ってから一日以上経過したところですが、今のところなんとか大丈夫です。
▼なぜインプラント矯正をするのか?カウンセリングのときのお話はこちら
当日の流れ*画像注意*
麻酔
普段のように来院して、呼ばれるのを待ちます。診察台に案内されるとき
「今日骨釘やるからね」
と言われ、やっぱりやるんだ…とドキドキします。骨釘とは、インプラントアンカーのことです。中国語は手術用の単語もこんな風に直接的なので怖いです(笑)これをやらないと、前歯全体が前に出たままで、いつもくちびるをとがらせているような状態になってしまいますので、絶対に必要な工程です。
怖かったですが、最近産休から戻って来た同僚の激痛体験談を思い出し、
「出産に比べたら何千倍もちょろいハズだ」
と自分に言い聞かせます。
しばらくすると、骨釘担当の先生がやってきました。前から受付の人に「やさしい女医さんだし、緊張しないでね!」と言われていたのですが、本当にすごくやさしい先生でした。もしこれが怖い先生だったら、このレポートも単なるホラー体験記になってしまっていたことでしょう(^_^;)
歯の状態を確認後、麻酔アレルギーがないかどうか聞かれます。麻酔はこれまで何回か打ったことがあるので、打つこと自体は全然怖くありませんでしたが、一時期強い麻酔を使っていたことがあるので、効きが悪かったらどうしよう、とちょっと心配でした。
麻酔は左右の奥歯の上の方に計二ヶ所打ちます。細い針なので痛みはほとんどなかったです。高校生の時親知らずを抜いたのですが(何十年前だよ)、その時割と太めの針でグサーッと刺されたことを思えば、ほぼ無痛でした。歯を食いしばった状態で呼吸は続けるよう言われます。「麻酔薬がちょっと苦いけど、我慢してね」と言われますが、歯ぐきが麻酔薬を吸収しきってしまったのか、苦味はまったくありませんでした。
ところで、実際に注射針を刺すとき先生に「”麻藥(マーヤオ)”打つよ」と言われて「(あ、麻酔ね、)はい」と言った後に「(えっ麻薬(まやく)って(笑))」と一人でおもしろくなってしまい、笑いをこらえるのが大変でした。
アンカーを打つ
その後麻酔が効いてくるまで数分待ちます。その後、先生が戻って来て、「基本的に骨釘を打つときは痛みがないのが正解です。もし痛みを感じるとしたら、それは歯根に近すぎるとか、なにか問題があるときです。痛みを感じることがあったらすぐ教えてください」と言われます。
続いて、小さい針のようなもので、右側を少しずつチクチクつつきます(という感じがしました。実際にはこの時点ですでに刺し始めていたのでは?と思います。)そして先生が「このくらいで痛みは感じるか」聞きます。痛みはゼロ、問題ありません。ちゃんと麻酔が効いています!右側は順調に途中まで差し込めました。
想像では、電動ドリルでグリグリグリグリと開けていくのかと思っていたのですが、実際には手動?でキュッキュとねじ込んで行きました。
日本のとあるクリニックの説明だと10〜15秒で埋め込み終わると説明しているところもあったのですが、少なくとも一箇所埋め込むのに正味3分くらいはかかったと思います。
ねじ込み中に痛みが!いい場所が見つからない
続いて左側にもねじ込みます。左側はだんだん深くなるほどチクチクしてきます。
「角度を変えてみるね」、「場所を変えてみるね」、と言われ、色々試してもらいましたが、やはりチクチクします。仕方がないのでちょっと休憩して、また別の場所に刺しました。この時は大丈夫でした。左側も途中まで差し込みます。
このとき痛むかどうかを「會(會痛,痛むの意味)」「不會(不會痛,痛まないの意味)」で答えるのですが、口が常に開いている状態で、不會(ぶほえ)の”不(ぶ)”というのがものすごく難しかったです。施術中なので、首を振るわけにもいかず(^_^;)
私の上あごの骨が薄くてあまり打てる部分がない上、歯根と歯根が近いようで、そこに近づいてしまいやすいそうです。
もしいい場所が見つからなかったら、ずっと前歯が前に出たままの状態になってしまうので、絶対に打ってもらうぞ!という謎の決心を持ってがんばりました。(と言ってもただ単に診察台で寝ていただけですが…)
そして、左右ともまだ完全にねじ込み切っていない段階で、一度CTスキャンで写真を取りました。なぜこんな中途半端なタイミングで写真を撮影したのかはわかりません。その後また診察台に戻り、すべてねじ込んでいきます。
最後に院長先生にチェックしてもらって、その後ワイヤーを調整してもらって終わりです。
今回のワイヤーの調整はゆるめで、あまり力はかかっていません。実際にインプラントの部分にゴムをかけて引っ張っていくのは、釘を打った後のだいたい三ヶ月後くらい、状態が安定した頃に始めるのだそうです。
▲骨に金属を埋め込むなんて、人造人間になった気分(*_*)
ケア方法について
打ち込んだ金具のケアの方法としては、綿棒などで周りをクルクル拭き取るだけでOKだそうです。歯みがきを食後すぐにしていれば、クルクルお掃除しなくてもすでに綺麗になっていることが多いですが…。
何もしないで放っておいた場合、炎症が起こる可能性が高くなってしまいます。もし炎症が起きてグラグラになってしまったら、一回開けた場所はもう使えなくなってしまうので、そこの釘を抜いて、新たに別の場所に釘を打たなければなりません。
でも私の場合打てる場所が少ないので、もしこの日打った釘がダメになってしまったら大変です。口の中を清潔に保って、絶対にこの日打ったこの二本の釘を最後まで生かさなければなりません!忙しくても、洗面台が近くになくても、少なくとも綿棒クルクルだけは食後すぐにしたいと思います!
経過はどうか?
3時間くらい経った頃、ものすごく痛いというわけではないのですが、鈍い痛みがあって集中力が削がれるので、痛み止めを飲みました。自分で持っていた、普通の市販の痛み止めです。私が通っているクリニックは矯正専門で、痛み止めなどは処方されません。
翌日も、食事をしたあと上の左右の奥歯に鈍い痛みがありましたが、矯正の太いワイヤーでギュッと歯を引っ張ったときに比べれば痛くありません。でもやっぱり集中力が削がれるので、このときも一度普通の痛み止めを飲みました、その後はほぼ安定しています。
追記:その後4日くらいは、押すと痛いくらいのちょっとした痛みが続きました。気にならなくなったのは一週間後くらいでした。
この他、このときの調整のあとから次の調整に行くまで、歯と下の位置に慣れなかったのか、毎食ほぼ毎回舌を噛んでしまいました。いくら気をつけていても噛んでしまうので、食べるのがちょっと嫌になりました。それでも、痩せはしませんでした(笑)
おわりに
ブログのことがクリニックにバレた(笑)
ブログを通じて何人かの方にクリニックをご紹介したのですが、私が口止めをするのを忘れたので、ブログを書いていることがクリニックにバレてしまいました(笑)けっこう悪い部分もそのまま書いてしまっているので、秘密にしてたんですねー。でも悪いことはバレてないようで、「ありがとうねぇ」とお礼を言われてしまいました。心中複雑です!
確かに、通ってるクリニックのことを100%よく書いてたらうそっぽいし、ブログを見て問い合わせをしてくださった方々も、私が赤裸々につづっているのをご覧になったからこそ、「行ってみたい」と思ってくれたのかも…と思っています。
紹介料などはないのですが、クリニックのみんなの私に対する態度がどんどんやさしくなってきている気がします…。みなさんのおかげです(笑)
インプラントアンカーを打つのは”小さい手術”
クリニックからは特に言われなかったのですが、女性の場合は生理が来ているときにインプラントアンカーを打つのは避けたほうがいいと思います。一般的に生理のときは皮膚が敏感になりますし、骨釘とかインプラントアンカーとか言っていますが、これはちょっとした手術なので、普段より疲れます。翌日理由もなくフラフラしてしまったのですが、単にカロリーが足りなかっただけではなく、手術の疲れだと思います。
これは別の歯の治療・・・歯を抜くなど・・・のときも同じで、「小規模な”手術”なんだ」と思って、身体を普段よりいたわるようにしたほうがいいと思います。手術の前日もしっかり栄養と睡眠を取ることをおすすめします!
以上、台湾でインプラントアンカー:骨釘をする方の参考になればうれしいです。
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